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SM奇談 POCKET

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SM奇談 POCKET 基礎データ


 雑誌名   SM奇談 POCKRT
 出版社   サン出版
 創刊号   1981年 1月号
 最終号   1981年 5月号
 サイズ   文庫本サイズ(変形)
 備 考   SM奇譚の後継誌。5冊で廃刊









概 要


サン出版は、SM奇譚の廃刊にともない、その代替として1980年終りから81年にかけて、「SM奇談POKET」と
「SMグラフティ」を相次いで新規に発行する。(SMグラフティの発行元は、サン出版の子会社「考友社」)
前者は、タイトルの通り、セレクト(新書サイズ)よりさらに小さい文庫版にちかい大きさ、後者は今までのコレクター
や奇譚より大きいB5サイズであった。
SMグラフティのB5サイズ採用は、当時SM雑誌の脅威となりつつあった、自販機本やビニ本のサイズを意識したもの
であったと思われる。

しかし、グラフティは、売行き不振ため、発刊わずか3号で打ち切り、SM奇談POCKETも第5号で事実上の廃刊となる。
グラフティの内容は、大判のカラーグラビアを中心に構成されており、コレクターや奇譚のような連載小説は、ほとんど
なく、大判のカラーグラビアは、それなりのインパクトがあったが、同系他紙からのネガの使い回しが多く、新鮮味に
かけるものであった。

また、SM奇談POCKETは、当時の小さいサイズのSM雑誌(SMファン、SMセレクトなど)を意識したサイズであったと
思われるが、SMセレクトなどがその少しあとになって、A6版にサイズアップしたことを考えると、SM奇譚の小型版という
方向は、間違いであったのかもしれない。

このころ、すでにサン出版系の経営は厳しい環境にあったとおもわれるが、その経費削減意識が、旗艦誌であるコレクター
を含めて、系列のSM雑誌全般に、その質の低下を招いて、販売部数の一層の低下に拍車をかけたと思わざるをえない。

私的感想で、余談となるが、サン出版のSM雑誌は、良くも悪くもで、東京三世社から独立した宮坂信と美濃村晃によって
成り立っていた雑誌であり、1979年に美濃村氏が病に倒れたときに、事実上その命運はつきたと考える。
その後、緊縛担当は、豊幹一郎(濡木)に引き継がれるが、濡木カラーが出始めるにつれ、美濃村独自の美意識で維持
されてきた、コレクター・カラーは変質していく。
中途半端に独自色が薄れていく中で、その存在が成り立たなくなったのは当然の帰結かもしれない。


























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